営業慣れしていないスタッフでも大丈夫!
営業や広報のノウハウを取り入れることで、施設の入居率を安定させることができます。
・ニーズがあるのに、なぜ入居者募集で苦労するのか
・選ばれるための「理念」「ストーリー」「魅力」とは?
・入居までの販促スキーム・仕組みづくり
・ニーズに合ったコンセプト、独自のウリの明確化
・金融系へのアプローチ、他施設とのネットワークづくり
・パンフレット、チラシ、施設だよりのすすめ
・定期的な見学会という仕組みづくり
入居者本人・家族から、医療系、介護系、地域の窓口、金融関連まで含めたアプローチの方法を解説しています。施設の誰もがラクに取り組めて介護がもっと好きになる本です!
―――著者からのメッセージ―――
約十年前、日本の至る所で介護施設・高齢者住宅の建設ラッシュになり、次々と新規開設 する施設があとを絶ちませんでした。国の方針で、病院の入院期間を短くし始めたため、退 院した後の受け皿が必要になり、巨額な補助金があてられたこと、民間企業が参入しやすく
なったことがその理由です。
超高齢社会にも突入したため、新設の介護施設でも、労せず入居者を集めることができ、介護は儲かる業界と、経済紙などのあおりもあり、さらに施設の増加を加速させました。
その介護バブルも束の間、現在では幾度もの制度変更による複雑化や介護保険報酬の減額、施設の供給量が一定数を超えたこと、そして何よりも、人材不足で経営難に陥る施設が数多く出ているのが現状です。その経営難に陥る施設の中には、介護技術、そして入居者に対しての思いも、決して他施設に引けを取っていない施設もありました。
なぜ、とてもいい施設だったのに、経営難に陥ったのか…。
それを考えたとき、介護のスキルと経営のスキルは別だと気づかされました。介護に対する想いだけでは、経営はうまくいかなかったのです。今、生き残っている施設の事業者は経営に長けている、もしくは必死に経営を学んだ方でしょう。私は、介護の現場をよく知っていて、介護に対して熱い想いのある経営者や介護スタッフに、日本の介護業界を担っていいただくことを切に望んでいます。
この本には、そんな介護の現場で汗を流しているみなさんの力になりたいという思い、そして営業が苦手でも、広報のことを知らなくても、施設の入居率を安定させるための販促ノウハウが詰まっています。
【目次】
1章 施設類型や施設設置基準にとらわれない販促が成功への近道
2章 知っておきたい「有料老人ホームの販促の基本ポイント」 お客様は「施設類型」で選ばない?
3章 まずは現状把握―セルフマーケティング―
4章 「販促活動」の流れと方法
5章 「販促活動」に必要なツールの整備
6章 「見学」で、すべてが決まる‼
7章 クロージングまでの販促活動
8章 事例紹介
9章 最後に心がけてほしいこと